My更紗をしあげる
ようやく最後のしあげにとりかかってみました。
3度お湯で洗う・・・と聞いた通りに試してみました。
温度は50~60℃ほどのちょっと暑めのお湯の中で洗い、一度お湯を捨て再度洗いと三回繰り返してみました。
蝋は“溶かす”というよりも“はがす”といった感じ。
お湯の温度をもっと高くすれば落ちもよかったかもしれませんが、給湯の温度が最高60℃。
手をいれて揉み洗い、ふり洗いを繰り返してみました。
当然バスタブの中に前屈するような姿勢のまま・・・。結果少々腰にきました・・・。
たかが最後のしあげの蝋を落とす作業だけでも大変なのに、
Batik Tulisは手書きで蝋で文様を描き伏せ蝋をして色をつけ、また蝋を落として色を重ねてと
その作業を何度も繰り返して最後完成される。
気の遠くなりそうな工程を経て布一枚が世に送り出される・・・。
値段が多少高いのもあらためて納得です。
機械によう工業生産ではなく、まさに人の手によって手塩をかけて作られていくもの、
手工芸品の伝統を絶やさないためにできることといったら購入すること。
そしてそれに愛着を持って接すること。飾ること、使うこと。
それしか私にできることはないんだなってあらためて思いました。
まだ完璧に蝋は落としきれてませんが、思った通りのこなれたような色になったので、
サロンかスカートなどに仕立ててもらおうかと思います。
by warna-warni | 2009-07-23 21:02 | bali zakka | Comments(0)